在宅医療について

 患者さんができる限り住み慣れた家庭や地域で療養ができるように、当院では2000年より在宅医療を行なっています。在宅医療とは「3つの医療アクセス (病院・外来・在宅) 」の1つで、その言葉とおり医師が患者さんのご自宅にうかがって診療するものです。身体の衰え・身体の麻痺・病気の後遺症などで通院が困難な患者さんが対象となります。患者さんにとって在宅医療を受ける最大のメリットは、「自宅で生活ができること」だと思います。自宅にいて家族・友人を含めた社会との交流があり、住み慣れた場にいることの快適さ・安心感を保ちながら医療を受けることができます。

 在宅医療には計画を立て定期的に行う「訪問診療」と、発熱など急な状態変化で緊急・凖緊急的に行う「往診」の2つがあります。訪問診療は月曜日―金曜日の日中 (午前・午後) 、往診は24時間365日行なっています。在宅医療では患者さんはもちろん、家族の方の相談にも応じることが大切と考えています。定期的な診療が必要なのに外来通院が困難な方で自宅や居宅 (グループホム・有料老人ホームなど) での生活を希望される方は、まずは電話でご相談ください。
denwa.jpg
[受付時間 8:30 ― 18:00]

ページの先頭へ

在宅医療の適応

illust2203_thumb.gif 保険診療上の在宅医療の対象は「寝たきりまたはこれに準ずる状態で通院困難な者」となっていますが、病気の重症度・日常生活動作・要介護度などによる具体的な基準はありません。個々の患者さんが該当するかどうかは医師の判断によります。下記のような患者さんは在宅医療の適応となる可能性がありますのでご相談ください。

  1. 脳梗塞後遺症・外傷後遺症・神経筋疾患などで通院が困難な方
  2. 認知症・日常生活動作の低下・寝たきり状態などで通院が困難な方
  3. 心臓疾患・肺疾患などで通院が困難な方
  4. 悪性疾患で通院が困難な方
  5. 様々な障害で通院が困難な方

ページの先頭へ

在宅で可能な検査・処置

illust295_thumb.gif 血液検査・動脈ガス分析検査・尿検査・培養検査・心電図検査・超音波検査 (心臓・血管・腹部) ・末梢静脈からの点滴や注射・インスリン自己注射の管理・在宅酸素療法・人工呼吸器の管理・中心静脈栄養の管理・経管栄養の管理 (経鼻・食道瘻・胃瘻・腸瘻カテーテルなど) ・導尿・自己導尿の管理・膀胱留置カテーテルの管理・褥瘡の処置・縫合などの創処置・疼痛管理 (医療用麻薬によるがん性疼痛管理を含む) など